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福井県国際理解教育研究協議会(FIAT)

福井県国際理解教育研究協議会は、在外教育施設派遣教員、青年海外協力隊として派遣された小・中学校教員、および本会の趣旨に賛同する有志で、平成11年11月に組織された研究団体です。

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2017年8月23日 (水)

第44回全国海外子女教育・国際理解教育研究大会に参加しました。

第44回全国海外子女教育/国際理解教育研究大会(8/3~8/6)が長野県長野市で開催されました。

第1日目(8/3) に参加した会員の報告レポートです。

 特急と新幹線を乗り継いで着いた長野市の会場は、歴史ある善光寺や冬季オリンピックのレガシーに囲まれた場所にあった。駅や通りには、観光を楽しむ外国人の姿も多く見られ、海外子女教育・国際理解教育の研究大会の開催地としてぴったりだなと感じた。

 午前中の海外子女教育振興財団の平教育相談の講話では、海外に渡航する子女の低年齢化や滞在の長期化が近年顕著になっていることがデータによって示され、それらに伴って生じる課題が紹介された。駐在員の晩婚化により一緒に渡航する子どもたちの年齢は、小学校低学年や未就学児が増えてきている。そして、日本人学校でなく現地校やインターナショナルスクール、日系でないプレスクールを選択するケースも増加している。特に欧米圏においてこの傾向は強く、日本人学校の規模は縮小傾向にある。これは、保護者の英語教育に対する関心の高さの現れと捉えることができる。

 しかし、母国語の習得が不十分な幼少期にそのような環境で育つことが、子どもたちの発達や学びにとってマイナス面もあることも例が紹介されていた。国内以上に高い日本人学校における英語教育のニーズとそれに応えるための大きな課題があると考えさせられた。また、日本人として母国語を習得する過程の重要さや日本人学校で学ぶメリットを保護者に広く理解してもらう必要もあると感じた。さらに、帰国してから子どもたちが抱える問題については、当たり前だが日本の学校文化に慣れるために教師の支援が重要であると感じた。今後は派遣経験者として、帰国子女を受け入れる学校内のサポート体制を作るという役割を積極的に果たしていくよう、心がけていきたい。

 午後のトーキングテーブルでは、国際理解教育の実践例の発表に参加した。長野県の先生が取り組んでいる実践が資料とともに紹介された。特に印象に残ったのは、個人で集めた豊富な写真資料を交え、朝の会など短い時間に行っているという発表だった。異文化に対する興味を高め、市民教育を進めるためには日々の積み重ねが効果的だなと感じた。後半は、参加者も交えて各県や個人で取り組んでいる事例や課題について話し合った。全国の先生方が、様々な視点や方法で国際理解教育に取り組んでいることは励みになった。福井でも他の先生方が派遣経験を活かした実践に取り組まれていると思うので、ぜひ伺ってみたい。実践例の情報交換をする場を設けられたら、と思う。

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